Pokémon

探検ピカチュウ

ストーリー

本当の親子って?
育てるって何だ??


ポケモンと人間の、
ちょっと変わった親子の物語。


人里から遠く離れたジャングルの奥地。
厳しい掟で守られたポケモンたちの楽園、
オコヤの森があった。

そこで仲間たちと暮らしていた頑固者のザルードは、
ある日、川辺で人間の赤ん坊を見つける。

「ニンゲン、これが……」

見捨てられないザルードは、
森の掟に反して、赤ん坊をココと名付け、
群れを離れてふたりで暮らすことを決意する。

ポケモンが人間を育てる生活が始まって10年。
ココはオコヤの森にやってきた
サトシとピカチュウに出会う。
初めてできた「ニンゲンの友達」。
自分のことをポケモンだと
信じて疑わなかったココの胸の中に、
少しずつ疑問が芽生え始める。

「父ちゃん、オレはニンゲンなの?」
自分はポケモンなのか? それとも人間なのか?
悩むココだったが、ある日、
招かれざる人間の足音が森に近づいてきて、
平穏な日々が一変する――。